新宿駅

今日は少々時間が余ったので、新宿の地下を徘徊した。

新宿駅の周辺はすべてがやたらと複雑で複雑怪奇、

全貌が把握しづらく、迷いやすいということで話題にも昇る。

ビルや路線がそれぞれの様式を持ったままツギハギされて

違う生き物がぎゅうぎゅうと肩を寄せあっているみたいだ。

どれほど共有されていることか知らないけどこの複雑さは、

そのまま新宿駅を魅力的にしているように思う。

九龍城砦端島、ウィンチェスターハウスに匹敵するか

あるいは上回るんじゃないかと思うが、いずれも実際に行ったことはない。

中性子爆弾でもおちて廃墟になった日にはさぞ新宿は神聖に違いない。

 

今日は一部でも把握できたらと思い延々東へと歩いた。

最東端はどこなのかというと、マルイメンのあたりだ。

Google Mapsで検索すると地下鉄の大雑把なシルエットも出ているが

歩いてみると地図ほど自明ではない。手軽に未知を得られるのが良い。

未知を得られるのが良いのであって、地図を見てしまったことを後悔した。

副都心線かなにかが明治通りに重なって南北に伸びているあたり

もし時間が許すのであれば自分で発見したかったポイントだ。

 

最近、安定したい。