metamorphosis
個人的に変態は好きなのだけれど、最近、変態が分からない。
というか自分のなかで「あぁ、これは変態だな。」
と思える範囲が徐々に徐々に狭まってきていて
思い返せば変態とはなんだったのかあやふやだ。
以前は漠然と世間の常識から逸脱している行為の事を
変態的なものと呼んでいるように思っていたが、
もし本来的に少なくない人数がしたいと思ってはいれども
堂々とは出来ないような行為があったとして、
(例えば好きなコのリコーダー舐めるとかそういうやつだ)
常識から逸脱しているが、もし実践したからといって
大しておかしい趣味だとは言えないように思えてきた。
その結果どんどん変態領域が自分の中で狭まってきている。
どうも行為というよりはどちらかというと精神面に
よりどころがあるような気がしている。
多少のアブノーマルな行為でも実践出来るというだけでは
あまり変態性を感じない。没入が必要に思う。
逆に言えば極めてノーマルでもそれが好きで好きでたまらず
実践中、極度に没入するのであれば変態を感じる。
ただし、極度に不清潔であるとか、危険を伴う行為など
実践出来るというだけで十分におかしく感じるものもある。
あるいは言い換えると、かなり共感が難しい行為や
実行しようと思っても容易に出来ない行為に関しては
なされているだけで変態的だと感じる。
電信柱に欲情するとか、害虫が好きでたまらないとか
全国のマンホールの柄を魚拓みたいにして三百枚収集したとか
そういうのは多分、変態だ。
以上は完全に俺ペディアの編集作業であって
世間一般の変態観に何ら役に立つものではない上に
それを変態と呼称する必然性すら、もしかしたらない。