内なる世界

私は最低な奴なんだと自己嫌悪している人の

振る舞いが、自分の目からするとほどほど

品行方正じゃないかと思うことが多々あり、

一体彼らの脳内ではどのような下衆な思索が

駆け巡ってるのだろうと思う。

 

高校生の頃はこんな思考が気取られたら

どれだけの軽蔑を受けることか妄想したものだが、

それは大概スケベな妄想であって、

内容と言ったら褒められたものではないにせよ

大したことじゃあない気がしている。

頭の中に留めておくと何やら大事に思えることでも

twitterやらなにやらに放流するうちに、どうせ

それほどのものではなかったと思うようになってきた。

人は自分にそうそう興味があるものではないのだし。

 

人間は殆どが善良なように見える。

というか、善良であろうとしているように見える。

なんか、考えてみたら、善良であろうとするから

そういうふうに私って悪い子、みたいになるのかしら。

じゃあきっと自己嫌悪は自己嫌悪だけの独立した運動なんだね。

彼らの善し悪しには関係がないんだろう。