北海道雑感

北海道雑感。

 

同じ事を何度も書いて申し訳ない。

 

 

鈍行で北海道に行くのはスゴくハードというわけではなかったけれど、

誰か他の人と一緒にやるにはちょっとつらいかもなと思った。

行って帰ってくるのに丸三日、七十二時間かかっているんだけれど、

これは殆ど最短で、行って帰ってきただけといった感じ。

札幌の滞在時間は言ってみれば十五時間の乗り換え待ちみたいなもの。

ほかはずっと電車にのっていたので三日間どこにも宿泊していない。

疲れるわけだ。

 

7:58分上野発にのって宇都宮、黒磯、と北上していたんだけれど、

上野ー黒磯のあいだで電車が異音があったとかで停車した。

前に盛岡に行った時もこの区間、トラブルで停車していたし、

そういうトラブルがよく起こりうる区間なのかもしれない。

七分以上遅れられると乗り換えができないので

遅れた場合次の一本で行くとどうなるか再検索したところ

青森の到着が十時間遅れて翌日朝になると出た。

 

だというのに余裕で十五分も遅れた。嫌な汗がでる。

六時に出発して九時に旅行が終了してしまう。

鳥人間コンテストで離陸直後、垂直に落ちるが如き惨めな幕引き。

実際には乗り換えの黒磯で電車が待っていたので事なきを得た。

だとしても前回はその黒磯で実際に乗り換えできず一時間ほど待ったので、

もし今度行く事があったらもう少し余裕をもたせることを誓った。

 

 

ところで実践編にも書いたがこのスケジュール、メシを食う時間がない。

乗り換え待ちでもっとも時間が長いのが一時間弱の青森だが

青森につく九時すぎには青森駅周辺の飲食店はことごとく閉まっている。

昼メシなどは乗り換え待ちがかろうじて二十分ほどある仙台でとったが、

二十分で何か特有の食べ物屋にいけるわけもなく、

結局仙台まで行って立ち食いそばで決して美味くないそばを食った。

ちなみに青森では九時過ぎに吉野家、焼肉屋、沖縄そば屋、しか開いておらず

吉野家はちょっと…焼肉もなぁ、となり、なぜか青森まで行って沖縄そばを食した。

 

ちなみに北海道上陸後は朝にスタバ、昼夜兼用で味噌ラーメン、

帰りの朝食に青森で吉野家、昼食に駅弁、夕食に目黒二郎であって

結局旅行で食べたそれらしい食べ物は味噌ラーメンと駅弁の駅弁のみ。

我ながら悲哀を感じる。

 

札幌について九時からはぱなホ と顔を合わせた。このぱなホ

こういう感じの謎めいたポストをするアカウントとして認知しており

中の人っているんだよなぁ、どんな人なんだろうなぁと思いながら会った。

共通のフォロワーが十人以上いて、知り合いがちょくちょくreplyを出していたので

きっと友達の友達だろうと思って特に何者か聞くこともなく会ったのだが

スタバで話していて、誰の知り合いでもなんでもないということが判明した。

全く純粋にネット上で見かけただけの誰ともしれない人間に

北海道まで行って会ったと思うとおかしい。

ぱなホは会ってみると常識的で実に気立ての良い女性だった。

前日徹夜で用事があったにも関わらず九時なんていう時間に来てもらって

申し訳ないやらありがたいやら。しかも郵便局に行っていたので

折角時間通りに来てくれたのに俺が遅刻してしまった。すいません。

ぱなホ、彼氏いないらしいが周りが放っておかなそうなので

三ヶ月もフリー期間持たないに三億ジンバブエドル賭けたい。

 

札幌ではどこへ行ったものだか何を見たものだか

全く決めておらず、右往左往しながら移動した。

オータムフェストをぶらついて、パルコの大宮エリーの展示を見て、

ブックオフで小説を三冊ほど買って、隣のビルにアニメ関連のショップが

入っているのを見て、モエレ沼公園に行って、ラーメン共和国行って、

オータムフェストでビール飲んで、帰ってきた。めっちゃ歩いてるなこれ。

 

大宮エリーの展示、渋谷でやってるの見かけて結局入らなかったけど

巡回してたんだなぁと。それを札幌で見るのはなにか不思議な感じがする。

エラーくんがグッズに絵を書いていてビックリした。

いろいろやってんだなエラーくん。

 

ブックオフに行ったのは事情があって、行きがけで持ってきた六冊の本のうち

四冊を読みきってしまったので、帰りに本が切れたら恐ろしいなと思い

薄めの小説を三冊買い足したのだった。実際には結局帰りには

二冊読みきった所で家についたから、家を出た時の読みは当たっていた。

何にせよ読みたかった本を買えたのだから悪くない。

ちなみに四冊の本は持ち歩くのが億劫なので

札幌到着後の朝方、札幌中央郵便局から家に郵パックで郵送した。

 

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この中で唯一北海道を観光したらしきモエレ沼公園なんだけれど、

これが実に広々とした素晴らしい場所で大変よかった。

結局2つある小山両方登ってしまったし、

ピラミッド型の施設といった場所も行ってひと通り周った。

一々スケールが大きいし、歩き回っていてなんだか楽しい。

山になったところは登ると風が気持ちいい。当然眺めも良く、

風に吹かれていつまでも腰を下ろしていたくなる。

写真に写っている噴水や、写真の手前にある丘には行かなかったけれど

機会があったらまた行ってみたい。体力は使ったけれどいい時間だった。

 

書きたいことの三割ぐらいしか書いてないが割愛する。

全体的に楽しかったと思うしまた行ってもいい。

食べ物に関しては心残りもある。

どうやら五千円程度しか費用が変わらないらしいので

飛行機でもいいかなと思うのだけど、急行はまなすから見た

北海道の大地のことを思うと若干寂しい気がする。

まぁ飛行機で2時間ならついた後に明るいうちいくらでも汽車に乗れば良い。

なんといったって列車で行ったならば二十四時間かかるのだから。