アフターアースの予告編を見てきた。

土曜日の昼にアフターアースの予告編を見てきた。

 

当ブログの読者であれば当然ご存知の事と思うが

もし、万が一忘れてしまった方の為に解説すると、

アフターアースとは、主演に近年ヒットを飛ばしている大スターの

ウィル・スミス、ジェイデン・スミス親子を据えた

SFアクション映画で、監督はあのシックスセンスの

M・ナイト・シャマラン監督であり、

2013年大ヒット間違いなしの大本命映画だ。

 

我々もシャマラン監督の海外版wikipediaにタイトルのみ

掲載された時期から、延々と情報を追っており、

シャマラン氏のtwitterアカウントに海外版予告のURLが貼られたことから

日本版予告の公開が近日中に迫っていると予測した。

 

とは言え劇場で予告がかかるタイミングは映画館に映画を見に行って

出くわしてみるまでわからないのが通常の事なので

配給会社に問い合わせて見ることにした。

 

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ソニー・ピクチャーズの方ありがとうございます。

それで、劇場の方に友人から問い合わせてもらったところ、

バルト9では二本、ピカデリーではすべての映画でかかるとのことで

選択肢の多さからピカデリーへと足を運ぶこととなった。

 

今回の予告の見所はなんといってもクレジットだ。

しばらく前から米国ではシャマラン映画の予告がかかると

シャマラン監督の名前が画面にでた瞬間に

下の動画のような怪奇現象が発生していた。

http://cia-film.blogspot.jp/2010/09/m.html

実はこの現象は2010年のデビルより以前、

ハプニングの予告時点でも確認されているようで根深い。

そう考えるとシャマラン監督が定期的に映画を撮影できているのが不思議になる。

サイン、ハプニング、レディ・イン・ザ・ウォーター

極めつけのエアベンダーときて、彼の生命力には舌を巻く。

 

エアベンダーでは使ったこともないVFXをてんこ盛りにつかっていて

実に意欲的で挑戦的だった。特にイントロではいきなり雪景色のなか、

ふわふわとした毛皮をきた人物が歩いている。

グリーンバック合成なので毛皮のキワに色がチラついてスリル満点だ。

映画ファンならピンと来るだろう、

これは明らかにスターウォーズへのオマージュだ。

雪景色の中のドッグファイトは大変難易度の高い合成で、

当時のSF映画、特撮ファンは驚愕を持ってこのシークエンスを迎えた。

今、DVDやブルーレイではCGIで綺麗に再合成されているが

当時は精巧に合成されてはいたもののチラチラと合成画面の

端に黒い枠のようなものが写っていた。

シャマラン監督は初のSF映画を手がけるにあたり、

もうちょっと抜きやすい色の背景や衣装にするとか、違う方法を考えるとか

そんなことは全く考えず、偉大な名作に挑戦する意味も込めて

イントロをそういう画面に仕上げたのだ。間違いない。

その他にもまるでバック・トゥ・ザ・フューチャーでもみているかのような

八十年代クオリティのVFXなど大変見所が多く、

その年のラジー賞を総ナメにした名作だ。

 

 

閑話休題、そんなシャマラン監督が新作予告で

一体どんな風に紹介されるのかが注目だった。

いまになっても「シックスセンス」シャマラン監督と出るのか、

あるいは一応ペイしたらしい「エアベンダー」シャマラン監督と出るか。

 

私たちはアフターアースの予告編を見るべく、

ピカデリーで「アルゴ」を見ることにした。

劇場に入場し、まだ明るく貴金属や飲料のCMが流れ、

同行者の一人が便所へ席に立った直後、ソレは流れた。

スクリーンが広がってもないし、場内は暗くなってもない。

 

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あぁ〜はじまっちゃったよ

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スミス親子の共演は幸せのちから、アイ・アム・レジェンドにつぎ三度目。

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大画面で見るとVFXにエアベンダー感があり恐怖心をもり立てる

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そう、自分次第なのだ。シャマランがtwitterで本作は

「ツリーオブライフとジュラシックパークを掛けあわせたみたいな作品」

と言っていたが、嫌な予感しかしない。

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あぁっ!とうとう一回もシャマランて出て来なかったッ!

崖っぷちのシャマラン監督に励ましのreplyを送ろう。

メンバーの一人はこのキャプチャの最後から

二枚目ぐらいのところで席に戻り唖然。殆ど見れなかった。

 

 

 

 ちなみにこの予告を見るためにチケットを買った

「アルゴ」は大変おもしろかった。

 

乗っ取られたイラン大使館からかろうじて脱出した六人の大使館員を

救出するために、ニセのハリウッド映画を大々的に立ち上げ、

脚本を書き、記者会見をし、広告を打ち、事務所を立ち上げた上で

映画のスタッフとしてイランから脱出させようという

実話に基づいたお話。スゴく面白かったです。