かたづけ、しまう
しまう、というのは、出す、ということだなと気づく。
先日、友人と話していて片付けや収納の話をしていた。
自分としても、あまり整理整頓や掃除、
片付け、どれも得意ではない。
それが得意ならもう少し上手に人生がすごせただろう。
実家の自分の部屋は大概の場合散らかっていて、
いつも少しは片付けたらどうなんだと小言を言われていたものだ。
ただ、実家を出てからは著しく部屋が散らかったことはまだない。
片付けをするのにモノをしまっておく場所を
決めておくというのは、整頓には当たり前だと思うが、
それを話していて、モノを棚に収納するというのは、
実のところ、「モノを棚から出す」までが収納なのだなと気づいた。
モノは収納されるためにに部屋にあるわけではなく、
いずれ出して使われるためそこにある筈なのだから。
だので、モノを片付けるときに
「俺はこれを棚につっこむけど、また明日使うは出すぞ」
という覚悟を持つと、棚にものをつっこむのが楽になった。
読んでいる最中の本や、明日も朝から使うシャープペンや消しゴム、
色々な日用品を、出すぞと構えて棚に収め、そして良き時に出す。
片付けの億劫さが減ったような気がする。