考えない
htmlでweb日記を書いていたころは日に何度も更新したし、
それがmixiになってからも、日に何度も日記を書いた。
おまけに加筆修正も頻繁だった。それからtwitterがあらわれて、
まぁまた凝りもせずに今に至るまで15万も投稿している。
それでもまとまった文章を書くメディアのブログというのは
このブログが初めてで、誰だってブログぐらい持っているのに
やっと作ったのが去年だったか一昨年なのだった。
それでweb日記やmixiみたいに何度も更新したのかというと、
最初は毎日のように書き込んでいたのだけれど、不思議と最近は
三ヶ月に一度といった頻度になることも多くなっていた。
それが糞便だろうと思考だろうと排泄は基本的に快楽なのだから、
もっと頻繁に書きたいと思っていた。
それに、友人のブログを読むのが好きだから、自分も書きたい。
友人が書く、ブログのような少し長めの文章というのは面白い。
なんだか思いもよらないような一面を見られるというか、
その人を知っているからといってもいつも意外な気持ちを感じる。
歌声に似ていると思う。話し声を知っていても
カラオケで歌う声を聞くとなんだか印象が違ったりはしないだろうか。
それと同じで、多少の長尺文を綴る声というのはちょっと
普段の知己の姿とは違うように感じる。
書かなくなった原因には心当たりがあって、それはきっと
何か特筆性のある素敵なことを書こうとか思ってしまったからだろう。
そんなものごとを日常から抽出する能力はないのだから、
メシを食って風呂に入って寝るという生活を、ただ綴ればいいのだと思う。