良くなる

人は変わる。主に、良くなる。インターネットを見ていると、友人がブログを書き続けているうちに内容がどんどんおもしろく変化していき、感心するようなことを言うようになったりするのを時々見る。とんでもなくヘタクソな絵を発表し続けてるうちにどんどん上手になる人もいる。「あ、こんなにうまくなってる!あっというまに!」と思って思い返すと、下手だなあと思ってから三年経っていたりして、寧ろその三年を自分は何に使ったんだろうと思ってしまう。そして不思議なのは、ある瞬間から作品や文章から「良さ」が出てくる時だ。上手でも良くない絵はよくあるし、上手じゃなくても良い、好きな、作品を描く人もいる。そういう人は「あぁ、才能がある人なんだ」と思う。でも下手で良くもない作品を発表していた人の作品がある時突然良くなる。それが不思議だ。久しぶりにあったら目鼻立ちがかわっていたような、そんな感じがする。