2014
去年一年何をしていたのだか、あまり記憶がない。
漫然とすごして、そのまますうっと、すぎていったように感じる。
ブログを読み返して思い出すには、
一人暮らしを始めたことは大きな変化の一つではある。
そんなことも思い出せないのだから、きっと色々忘れている。
というより憶えていたいようなことがないのかもしれない。
憶えていられるものなら憶えていたいと思ったが、
押し入れをひっくり返して過去に出会うことは
一度忘れなければ出来ないのだから、忘れるのも悪くはない。
忘れてしまったもので記録もないものは、存在しなくなってしまう。
存在しないものが存在しないことは大した問題とは思わない。
たとえば、手元に三億円ないことを嘆く気にはとくにならない。
そうおもえば、ものおぼえがわるいことも、さして深刻でない。
記憶することも記録を残すことも娯楽と
割り切ってやればいい気がする。
中学や高校の自分が、今の自分を見たらどう思うだろう?
モテキを年末に見返していて思った。
主人公:藤本幸世は自分の職能的な現状や将来に関しては
余り思い悩むことがない。派遣でも、フリーターでも、無職でも、
それについて悩む時は全てそれによって
セックスが出来ないことについて悩んでいる。潔い人格だ。
中高生の幸世も三十になって無職なことを気にも留めない。
まぁ、そういうことで悩むのは別の作品にまかせればよい。
もし中高生の自分に今の自分を見せたら、感激するところと
失望するところがあるだろうな。