2013-01-01から1年間の記事一覧

掃除機を買う

掃除機を買った。 確か東芝製のもので、小さい、一万六千円ぐらいのものだ。 暖房と照明とMacをつけていて、ブレーカーが落ちやしないかと 思いながらプラグを突っ込んでスイッチを入れる。動いて安心する。 キャスター付きの本体からホースが伸びている形の…

佳恵リターンズ

いつから会ってないのか、記憶を掘り返してみて、三ヶ月を超した時点で、 え、待てよ、ひいふうみいと指で数えてしまった。 すごい、五ヶ月もあっていない。半袖短パンではとうとう会わなかった。 毎日SNSとかSkypeとか、ネットを通じて連絡を取り合っている…

それは呪いだな

それは呪いだな、 などと一度言ってみると、妙に便利で なんでもかんでも呪いに思えて来てしまう。 呪いとはなんぞや。何かは知らないが、個人的に会話で使う時は、 過去いずれかの決断に依拠して以後 避けがたくつきまとう払拭しがたい弊害のようなもの、を…

かたづけ、しまう

しまう、というのは、出す、ということだなと気づく。 先日、友人と話していて片付けや収納の話をしていた。 自分としても、あまり整理整頓や掃除、 片付け、どれも得意ではない。 それが得意ならもう少し上手に人生がすごせただろう。 実家の自分の部屋は大…

オシャレ

せっかく都内に引っ越したのだから、 新宿に映画を見に行くにも自転車で行っちゃうよ、 などと調子にのってチャリンコ漕ぎだしたものの、 思ったよりもまったく時間がかかってしまって 結局上映三分前に到着していそいそとチケットを買った。 帰る道すがら、…

遺物を供養

gmailの下書きを見ていたら、SFを盛んに読んでいた頃に 感化されて、なにかそういう小説みたいなものが出来ないかと カタカタ打ち込んだけど、あ、出来ねえや、とほっぽった文章が出てきたので ここにコピペして供養しておきますね。 「例えば皮膚に分化して…

引越しました。

もう一ヶ月以上も前になってしまうけれども、引っ越した。 横浜市の辺境にある実家から、都内へ、 洗面所もない狭小なワンルームに一人で暮らしている。 以前も実家を出ていたが二人で暮らしていたのだけれど、 一人暮らしというのは実のところこれが初めて…

愛し愛され

私は果たして愛されるのだろうか、いや 私ってとうとう愛されないのではないだろうか、 という不安は結構ポピュラーな悩みのようで、人からよく聞く。 あんまりによく聞くので不自然に思ったことがなかったが、 よくよく思い返してみれば自分自身はそのよう…

もう若くない、と言うつもりはないが、もういい歳になってしまった。 なぜだか産まれてこの方ずっと、「もう◯歳なのに」と思ってきたと思う。 フィクションのなかの年齢設定を真に受けてきたのだろうか。 中学から高校に上がれば何かがあるものかと思ってみ…

冬 住まう

用を足して廊下に出て無造作に息を大きく吸い込んだ折、 空気が無臭であることに気づく。 少し前はよその家のにおいがしたものだ。 まる二年間、実家を出て暮らしていて。 その実家にふらっと戻ってきてからもう一年経つ。 自分が都心の方へ引っ越していった…

2012年 読んだSFベスト10

去年はSFを100冊強読んだ。こういう事をした場合、 普通はベスト3なりなんなりを発表するものだろうと思いつつ、 そういう記事を書いて来なかった。 理由は幾つかあって、その1つはどれがどれより良いとか あるいいはどれが一番良いとか、決めかねるからとい…

入れると出てくる

何かを見たり聞いたりするとそれについて 一言いいたくなってしまう性癖があるみたいだ。 最近はSF小説のことばかり言っている。 映画も音楽も(特に映画は)大して詳しいわけじゃないのに、 なんだかよく妙に断定的な事を言っているのだけど、 誰も「それ違…