TOEICで940取った方法

方法、そんなものを書くわけがないだろう。嘘である。ごめんな!大体このブログにかかれていることは何もかもがいい加減なんだ。あまりに適当すぎて一つ前の記事にAmazonアフィリエイトが貼ってあると宣言しているくせに実際には一つとして貼れていないぐらいだ。悲しいね。

 

学習方法については適当にTOEIC 900 方法 とかでググってください。私としては800台まででTOEICの勉強は止めることを薦める。どちらかといえばそのことについて今日はこの下に書くであろう。

 

それはそれとして940点を取得したのは事実である。これで英語学習者としては実践に向けて入り口に立った感がある。

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2016年から断続的な勉強の結果だが、三ヶ月集中しては一年放ったらかすといったサイクルを続けており、実質机に向かった期間は合わせれば大体一年程度だろう。

 

勉強し始めた頃はTOEICという試験が何かとても難しいもののように感じられ、800点でも取れれば英語が(漠然と)ものすごくできる人物かのように思っていたがTOEICというのは勉強すればするほどその価値が自分の中で下がって感じる。実際問題940点を取った今でも英語でコミュニケーションが出来たりはしない。どんな簡単な文章でも長文なら辞書を一度も引かずに読み切ることなど不可能だ。冒頭にも書いたように自分はまだ英語学習者として実践の入り口に立ったに過ぎない。

 

TOEICというと就職などの面においてフィーチャーされる機会も多いが、そのような文脈において、TOEICの点数はそもそも英語力の評価ではなくおそらくそれは「努力のトークン」なのだ。

 

そしてこれが私が800点台でTOEICの勉強をやめるよう薦める理由でもある。TOEIC900点台はそれが「英語能力の評価」として受け止められ始めるのだ。すなわち、800点台は努力のトークンとしては最高位の評価を得られるが、900点台を取得しても「実用英語の初心者」と受け取られるフェイズに入ってしまうということだ。

 

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具体的に言えば、求人サイトでTOEICのスコアを打ち込む際に800点までは求人数が多いが900点を求める求人票はあまりない。あったところで翻訳者や通訳者など英語専業な領域に関してビギナーな人間としてそれほど高くない給与の求人票に記載されていることが多い。であるから、就職・転職などを考えてTOEICに取り組むなら800までにとどめるのが良かろう。多分。

 

では単に英語を勉強したいという動機から取り組むのはどうか。それもあまりオススメしない。800点を取るころにはそろそろ最低限の基礎が身につき始めている筈だ。その上で「自分が何故英語を勉強したいのか」という動機を整理し、そのゴールに対して効率的な学習法を探るべき時期だろう。TOEICは比較的限定的なシーンを想定したものだし、一般的にTOEICと言われる時に指すTOEIC L&Rはスピーキングやライティングはカバーしない。

 

つまりTOEICで満点を取ろうと外国人と英語で喋れたりはしないし、メールをやりとりしたり、英語でドラマや映画を見たり、は出来ない。そういうことがしたい人間なら別の学習法を模索したほうが早いし、TOEIC的なシーンが最も想定された英語のユースケースだという人間がいたとしても、そう多いとは思えない。知らんが。

 

それでもいいから900点にトライしたいという気持ちの人間も多いだろう。悪いことではない。だが時間がかかることは知っておいて損はない。私は830点を取るのに大体合計300時間を要した。そのあとそれを940点にするのに三倍の900時間、つまり合計1200時間かかった。それほどの時間をかける価値があるものだろうか?おそらくない。あったらスマン。

 

無論、ネイティブのように融通無碍に英語を操れるようになりたいなどと思う人間にとっては無用の心配であることも事実だ。なぜならそれにはさらに数千時間を要し、結局どこかで勝手にTOEICの点数も満点になるからだ。

 

まあしかし「なるべく一日30分頑張って勉強しよう!」などという者にはTOEIC900点以上を志すのは全くコストパフォーマンスが良いとは言えない。休み休み勉強して老人になる頃には900点が取れるかもしれないが